●始まった時期ときっかけ

 Taiken堂PART1として平成2年6月から始まった。

 刺激が少なく、おもしろみにかけ、どうしても住民の目が隣接する山形市に向いている状況の中で、町独自に多様なニーズに対応していくものとして、また、新しいニーズを創造していくものとして何か始めたいということで「井の中の蛙、大海を知りたい《というコンセプトでスタートした。
 



 ●Taiken堂のネーミングの由来について

 山辺町が生んだ国際人、常設国際司法裁判所所長 安達峰一郎博士に関係している。博士の祖父は「尊賢斎《と号し、その家は「尊賢堂《と称され、向学の雰囲気に満ちた学問の府だった。
 我らが「Taiken堂《は、その「尊賢堂《にちなんでいる。そういった由緒ある吊前だが「賢さに向かう、尊する《ということで、今の時代からするとすごい堅いイメージになってしまうことから、「たいけん《をアルファベットにし、いろいろな含みを持たせ現代風にアレンジした。
 



 ●運営の中核となる運営委員

 趣旨に賛同していただいた町内外のボランティアの方々から運営委員になってもらい、全くの白紙状態から企画を練り上げ、運営委員会と行政がお互いに得意な分野を補完しあいながらタイアップ運営をしている
 運営委員は他の団体や代表者として参加しているわけではなく、全く個人で参加している。年齢構成や職業も幅広く、様々な話題を提供している。また、町外から車で1時間もかかるところから参加してくださる方々もいる。
 



 ●活動の特徴と内容

 年間計画からチラシ、ポスター作成まで全て運営委員と教育委員会の手作りでお互いがアイディアと労力を出し合って一つのものを作り上げている。毎月1回のペースで様々な分野・人にスポットをあてて、講義、対談、独演会、コンサートなどを企画している。
また、山辺流セミナーとして地域課題をテーマにしたシンポジウムや少人数で深く学ぶコースとして「お好み塾《を平行して開講したり、各パートごとに工夫を重ね、新企画を追加し、多彩な展開を図っている。
時間は、働き盛りの層を対象に考えているため、夜に設定している。

毎回30分程度「講師との対話の時間《と称して質疑応答の時間を設け、2WAY(双方向)のコミュニケーションがあるセミナーを目指している。
 



 ●活動の成果、地域に与えている影響等

 当セミナーが行われる前は、文化的催しが文化祭だけというような、言ってみれば面白味に欠ける刺激の少ない地域だったと思われる。
この「Taiken堂《が始まってからは、地域に新しい風を吹き込んでいるようである。特に近年「楽しみながら学べる場《・「地域に開かれた学びの場《として定着してきたのか、年々受講生が増えPart18は年間受講生が500吊にもなった。徐々に若年層も増えている。
 さらにこれらの活動に刺激されてか、他にもいろいろ自主的グループが生まれ、山辺町の地域活動が活発化してきているようだ。
 



 ●今後の展開方針

 これからも、人と人が出会い、お互いが高めあうヒューマンメディアとしての「Taiken堂《を構築していきたい。
 今自分たちが抱えている問題を、さまざまな年代、地域の人とともに学び、考え、できれば一人一人が実践に移っていく、長期的展望に立って町のマンパワーを生み出していくような「Taiken堂《を創造していきたい。
 我が町には立派な施設も無いが、これまで地域に目を向け、自分たちの町にある凄いもの、他にはないものが何か無いか模索してきた。
今後も、物や人を含め地域の資源を掘りおこし、それを活用し、ひと味違ったオリジナリティのあるものを企画し、より面白く、より刺激的に、よりエキサイティングに展開していきたい。
 




主催/ Taiken運営委員会  共催/ 山辺町教育委員会
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